どうも、若ハゲ番長です。
今回は育毛剤マスタピースに使用されているダマスクスローズウォーター(RW47)について解説してまいります。
マスタピースは溶媒として通常の水を一滴も使用せず、すべてこのダマスクローズウォーターを使っています。
マスタピースの開発者であるメスリ博士にインタビューしてこのバラ水についても開発秘話をいろいろ聞いてきたんですが、
それはもう、驚きの連続で。
そんなところまでこだわってるの!??
っていう。
というわけで、そのこだわりのRW47にはどんな効果、育毛効果があるのかを解説していこうと思います。
ぜひ、参考にしてみてください( ´∀`)bグッ!
RW47のありえないこだわり
メスリ博士のバラ水に関するインタビュー記事はこちら
【対談】シャハランメスリ博士のこだわりが尋常じゃなかった件2: 野生のバラは有効成分濃度が桁違い
インタビュー記事を読んでもらえれば、そこらへんで売られている化粧品や育毛剤とは、別次元のこだわりをもって作られていることが、わかると思います。
といいつつも、インタビューでは体系立てて特徴をまとめているわけではないので、この記事であらためてマスタピースに使用されているバラ水の特徴をわかりやすくまとめていきます∠( ゚д゚)/
1:1蒸留の超高濃度バラ水
一般に高級だと言われるローズウォーターはバラと水の比率が1:2で蒸留されます。
安いものだと1:5とか、それ以上に水か多かったり。
(なので、濃度は10~30%程度)
それに対して、RW47は水とバラの比率が1:1で蒸留して作られています。
(つまり、水1リットルに対して、バラ1キロを使う計算)
さらに、使用するバラはより多くの成分を抽出するため、まる1日乾燥させています。
当然ですが、乾燥させた分は軽くなっているので、未乾燥のまま使うよりもたくさんのバラが必要になります。
そのため、同じ量のローズウォーターを作ろうとすると、一般的な製法の倍以上のバラが必要になるという、なんともマニアックなこだわりを持って作られているのが、このRW47です。
RW47の由来とは?
ちなみにRW47という名前なんですが、これは成分濃度から名付けられています。
つまり、RW47とはバラ水中のバラの成分濃度が47%であることを示しているわけですねー
1:1で蒸留しているということはバラの成分濃度は50%なのでは?と思われた方!
その通りです!
理論上はその通りなんですが、実際には蒸留過程で数%のロスがあります。
そのロスを考慮してRW47という名前がつけられています。
すべて野生のバラから抽出
多分、一番コレが驚きだと思うんですが・・・
普通、バラ水といえば、バラ水を作るために栽培されたバラから作られます。
しかし、このRW47は、すべてイランの砂漠に自生している天然のダマスクローズから作られています!
上の写真がまさに使用されているバラなんですが、見ての通り野ばらです(笑)
荒野に咲いてます。
空港から道なき道を4時間走ったところの砂漠地帯というか、岩場に生えてるそうです。
実際にバラを摘んでいる様子がこちら。
本当に乾燥した大地に生えているのがわかると思います。
メスリ博士によると、野生のバラは厳しい環境で生き残るためにより多くの有効成分を含んでいるのだとか。
こちらはイラン政府の農林水産省が出しているRW47に使用されているバラが原生の(オーガニックな)バラであることの証明書です。
野生のバラだからカビが生えない!
野生のバラの何がすごいの?ってところなんですが、
普通の人間が栽培している品種改良されたバラは、防カビ剤を使わないとカビが生えます。
なので、普通のバラ水には防カビ剤が入っているわけなんですが・・・。
(まさか、カビそのものの入った商品を売るわけにはいかないと思うので笑)
しかし、野生のダマスクローズにはカビが生えません。
まぁ、野ばらは人間が世話してくれないですからね。
カビが生えてしまうようでは、野生では生きていけません。
成分については後ほど解説しますが、おそらく抗菌性の成分が豊富に含まれているため、カビが生えないのではないかと考えられます。
野生で生き残るための進化といえるでしょう。
実際は、栽培されているバラが、ぬるい環境で生育してるために退化してると行ったほうが正しいんですけどね(;´∀`)
飲んでも問題がないレベルの安全性
メスリ博士は食べても問題ないレベルの安全性で育毛剤を作るというところにこだわっていて、RW47は食品規格で作られています。
普通は化粧品グレードの検査に合格すれば問題ないんですが、あえてより基準が厳しい食品グレードの検査を通しているそうです。
メスリ博士のこだわりですね。
こちらが食品としてのRW47の分析結果です。
ちなみに、僕もマスタピースの原料の粉を舐めさせてもらいました(笑)さすがに美味しくはなかったですが、意外と食べれる味でした。
すべての工程を徹底管理
これまたインタビューのときに聞いてびっくりしたんですが、バラの蒸留工程はどこかの工場に依頼しているのかと思いきや・・・
まず、蒸留を行うときは工場をまるまる一つ借りるそうです。
そこに、メスリ博士の会社のスタッフを日本から派遣。
現地人に任せるにではなく、日本のスタッフ自らが蒸留作業を行います。
しかも、蒸留の様子はすべてビデオに録画し、それをメスリ博士がチェック。
正しく蒸留が行われているか、ちゃんと規定の割合で行われているかを博士自ら確認しています。
そこまで、こだわるの!??
っていう(;´∀`)
「オーガニックだと口でいうだけなら、誰でもできる。でも私は自分の目で確認して、確信をもって私の商品はオーガニックだと言いたい」
ということらしいです。
本当にマニアです。
製造にケミカルは一切使わない
一般的に、植物からエキスを抽出するときは、有機溶媒だったり、何かしらの薬品が使われることがほとんどです。
で、基本的に抽出したとき使った薬品は後で除かれます。
なので、基本的には問題は起こらないんですが・・・
ただし、100%薬品が除けるかというと、そうではなく、少量の薬品はどうやっても残ってしまいます。
そして、その残留している薬品で敏感肌の人やアレルギー体質の人の場合は、トラブルが起こすことがあります。
一方、RW47は製造過程には水とバラの他には何も使われていません。
水とバラのみで作られています。
なにかトラブルを起こすリスクがあるのであれば、最初から薬品は一切使わない
というこだわりで作られているのがこのRW47です。
こちらがRW47が抽出過程に化学物質を使用していないことの証明書です。
天然成分の最大の欠点
天然成分といえば、ヒオウギエキスとか甘草エキスとか、従来の育毛剤にもいろいろ配合されています。
しかし、天然成分には大きな問題があります。
何かと言うと、栽培方法や採取のタイミング、そして抽出方法などで、含まれる有効成分に大きくばらつきが出てしまうことです。
極端な話、同じ植物から抽出されたエキスでも、抽出条件が違えば、有効成分濃度に100倍以上の差がでることもあります。
しかし、どちらであっても、商品情報に記載されるのは、同じ成分名。
消費者には同じ甘草エキスと表示されていたとしても、どんな甘草エキスが配合されているかまではわかりません。
どんなグレードのエキスを使うかは育毛剤を作っている会社のモラルに委ねられているわけですが・・・
みなさんご存知の通り、そういった高い企業倫理を持ち合わせている会社は、こと育毛業界には非常に少ないです_| ̄|○
極まれ、と言ってもいいかもしれません。
その点、天然成分そのものの製造まで徹底的に管理して作っている育毛剤ってマスタピース以外、他にないです。
実際に含まれる成分も桁違い
さて、ここまではメスリ博士のこだわりについて、あれこれ話してきました。
こだわりがすごいのはよくわかった!
でも、本当に効果はあるの?
とお思いの方も多いことでしょう。
ということで、ここからは科学的な側面から解説を加えていきます。
こちらが、SHAID BEHSHTI大学で検査されたRW47の有効成分濃度になります。
これだと細かすぎて読めないと思うので(;´∀`)
こちらが主な成分濃度をまとめて、他のバラ水と比較したものになります。
有効成分の濃度も他のバラ水に比べて、非常に高い数値になっていることがわかると思います。
オイゲニンにおいては、通常のバラ水の10倍以上含まれています!
ローズウォーターの8つの有効成分
さて、RW47に含まれる有効成分が桁違いなのがわかったところで、各成分の効果効能についても確認しておきましょう∠( ゚д゚)/
他にもいろいろ入ってるんですが、代表的な8つの成分についてここでは解説します。


















シトロネロール

好中球の活動を抑制することから、抗炎症作用が期待されている。
真菌の増殖を阻害するため、抗菌作用がある。
また、血流増加作用(降圧作用)もあると言われている。
GABAの受容体への結合を促進することから、鎮静、抗不安作用があると考えられている。


















ゲラニオール

鎖状モノテルペンで、バラの香りの元となる成分の一つ。
収れん作用があるため、肌にハリを与える効果が期待できる。
また、溶液が弱酸性なので、皮膚を弱酸性に保つ効果がある。
グルタチオントランスフェラーゼの活性を高めるので、解毒作用が期待されている。
また、弘前大学の研究において、強い抗菌活性を示したとの報告がある。


















オイゲニン

日本大学先端医学総合研究センターは「オイゲニンに花粉症の症状を緩和することを確認した」と発表していることから、アレルギーの抑制作用が期待されている
また、非常に高いラジカル補足能力により、高い抗酸化作用があり、老化予防に効果を発揮すると考えられる。


















リナロール

抗ウイルス作用、抗菌作用、免疫調整作用などが報告されている。
また、GABAの受容体への結合を促すことから鎮静効果、鎮痛効果も期待されている。


















フェニルエチルアルコール

ダマスクローズの特徴的な香りを作る成分。
抗菌、防腐作用がある。
また、鎮静作用、抗不安作用も確認されている。


















ネロール

新鮮なバラの香りがする成分。
強い抗菌作用があり、低濃度でも体臭の原因となる真菌の増殖を抑制するとの報告がある。
強い抗酸化作用があり、細胞の損傷を抑制する。
皮膚に弾力を与える作用も確認されている。
グルタチオントランスフェラーゼの生成を促進することから解毒作用もあると考えられる。


















ファルネソール

弘前大学の研究により、特に黄色ブドウ球菌、耐性黄色ブドウ球菌、カンジタに対し、強い抗菌作用があることが報告されている。


















ローズオキサイト

抗菌作用があると考えられている。
育毛効果は!?
さて、肝心の育毛効果に関してですが・・・
残念ながら、直接的に育毛効果があるというデータはない
です。
しかし、ローズウォーターの効果をまとめると・・・
などなどの効果があります。
こういった効果を考えると、
頭皮環境を整えることでの間接的な育毛効果
が期待できそうです。
特に、頭皮トラブルが原因で薄毛になっている人には効果的なんじゃないかと思います。
脂漏性皮膚炎や、湿疹などのトラブルを薄毛と併発している人には有効な成分なんじゃないかと。
まとめ
僕はこれまで、天然成分をそこまで取り上げることってなかったと思うんですが、それは上にも書いたように、
成分名は同じものでも、品質によってピンキリだから、
というのが大きな理由です。
しかし、
このRW47は天然成分とはいえ、
品質への信頼性はこれ以上のものはないと思います。
まさにメスリ博士の博士としてのこだわりから生み出されたローズウォーターだなと。
もちろん、博士も神ではないので、毎回完璧に同じ有効成分濃度になるようには、作れないと思いますが、現時点で天然成分で博士が抽出したもの以上に信頼できるものは無いと思います。
という感じで、今回はマスタピースの主要成分であるダマスクスローズウォーター(RW47)について解説しました。
参考になれば幸いです(*´ω`*)